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マスシュールレアリズムについて;:
 
マスシュールレアリズム (Massurrealism)は芸術の一形式であり、(ポップアートのような)マスメディア関連アートと超現実主義イメージとの組み合わせを起源とします。本質的には、マスシュールレアリズムはシュールレアリズム(超現実主義)の発展形の一つであり、マスメディアとテクノロジー の影響を強く受けるものです。 マスシュールレアリズム という言葉は James Seehafer によって1992年に作られました。その後すぐに、アーティストたちは マスシュールレアリズムについて語り始めました。デジタル・アーティスト、ビデオ・アーティスト、アートディレクター、グラフィック・デザイナなど、さまざまな分野のアーティストが小論を発表しています。マスシュールレアリズムをテーマとする最初の展覧会は米国コネチカット州で1995年に開かれています。 ポップアート/マスメディア的な題材および技法と、それぞれのアーティストが独自に表現してきた超現実主義との融合が、マスシュールレアリズムに関していつも論じられています。「伝統」と新メディアとの間に存在する溝を埋める手法はわずかしかありません。時間の経過とともに新しいメディアとテクノロジーが生み出されています。発展するコンピュータ・テクノロジーだけが、「マスメディア」と見なされるものを変えつつあります。マスシュールレアリズムは、大衆に根差すアートに向けられた世界的な関心の波に続いて、現代社会の謎を具現化します。想像力と創造力の表現がインスピレーションを支えているのです。
 

 

最初の掲載 1996年 :
 
「ちょっと待って。マスシュールレアリズムのどこがそんなに新しいのさ? 毎日見ているアートと同じじゃないか。」

そうです。皆さんが考えるように、そのとおりなのです :

 

シュールレアリズムは、歴史的に見ると第一次世界大戦と第二次世界大戦の間に生み出された思想のムーブメントであり、多くの実を結びました。しかし現在では、私たちは超現実的なイメージを自然に受けいれています。私たちの周りのいたるところにあるのです。シュールレアリズムは、子ども向けの本、テレビ、広告、ミュージック・ビデオ、映画など、さまざまなマスメディアの形の中に存在していることが分かるでしょう。こんにち人々は、超現実的なイメージを見ていることを意識することなく、シュールレアリズムの例をいたるところで目にしているのです。マスシュールレアリズムは、マスメディアとテクノロジーが本当に私たちのためにある今、現在の一部のアートに対してさまざまな見方を生み出しています。なぜそれが重要なのでしょうか? 現代の多くのマスシュールレアズム・アーティストがイメージを創り上げる過程で、現在だけではなく将来にわたって、マスメディアとテクノロジーが果たす役割がますます重要になっていくからです。

情報インデックス :

マスメディア、ポップアート、そしてシュールレアリズムについて

 


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マスメディアとは?  ポップアートもマスメディアの影響を受けます。ウェブスター辞書はマスメディアを次のように定義しています。「大衆の基準、理想、目的の決定に貢献する『マス』の人々(大多数、ほとんどの人々)への到達を目的とした コミュニケーション 手段(新聞、ラジオ、映画、テレビ)」。言い換えるとマスメディアとは、多くの人々にメッセージを送信する手段であり、またマスメディアは、これら多くの人々の考え方に影響を与えることがあります。マスメディアは大衆文化に影響を与えることがあることから、ポップアートにも影響を与えます。つまりマスメディアは、マスシュールレアリズムに対して影響力を持っています。当然のことながら テクノロジー の定義「手段の形成、人間の技術と技能の実践で有用となる、文明で利用可能な一連の知識(応用科学、工業芸術)、あるいは必要または要求されたものを使って社会が社会自身に提供する体系」が、マスメディアに影響を与えます。

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ポップアートとは何か? アンディ・ウォーホールが描いたキャンベル・スープの缶の絵を見たことがありますか? ポップアートはテクノロジーアートの一形式です。ポップアートはポピュラーなモノのイメージです。ポップアートは、多くの人々が愛用し知っている大量生産された当たり前の日常的なアイテムをイメージしたものです。レコードのレーベル、ロゴ、包装、人々のファッション写真、道路標識、ハンバーガー、お金、ソーダのビン(そう、あなたの周りにあるもので、現在流行っているものすべて)、それに機械も日常的なモノです。コンピュータアート、またはロバート・ラウシェンバーグのシルクスクリーンのイメージ、またはロイ・リキテンスタインのコミックブックパネルなど、商業アーティストに見られる主題や技法もポップアートです。現代の生産活動で生まれるあらゆる記号がポップアートと見なせます。このほか、映画、テレビ、広告アートを起源とする大衆文化の題材もポップアートです。

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シュールレアリズムとは何か? シュールレアリズムとは夢に出てくるようなアートです。シュールレアリズムは空想であり、夢の世界であり、(ジョルジュ・デ・キリコの絵のように)風変わりで奇抜なイメージです。一部のシュールレアリズム・アートは、子どもの本に出ている空想の絵のように、またはとても不思議な世界に自分がいる感覚のように、怪しく恐ろしいものです。また、一部のシュールレアリズム・アートは、不思議な世界を描いたサルバドール・ダリの絵のように、象徴主義を使用したり、物体を歪ませたりしています。ルネ・マグリットの絵も風変わりで奇抜です。

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